エビデンスに基づくインジャリーケア
−スポーツ外傷・障害マネジメントの理論的背景−
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| 著 者 |
Gary Delforge ,EdD, ATC |
| 監 訳 |
鳥居 俊,中村千秋 |
| 判型ページ数 |
B5・244頁 |
| 定 価 |
3,150円(本体3,000円+税) |
| ISBNコード |
ISBN4-931411-49-5 |
| 発行年月日 |
05年10月 |
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【内 容】
アスレティックトレーナーとして「アイシング」や「ストレッチング」,あるいは「リコンディショニング」などを選手に対して日々適用しているが,選手からはもちろんのことトレーナー仲間や学生からの「なぜそうするの?」という質問に的確に答えられないでいる。それは,多くのアスレティックトレーナーが,ある症状や徴候に対してあまり深く,すなわち細胞レベルでのメカニズムにまで考えを及ぼすことなく対応しているからに他ならない。
本書は,トレーナーのそのような選手への対応に警鐘を鳴らし,かつそこからの脱却にヒントを与えてくれる。
幸いなことに,日本でも徐々にアスレティックトレーナーが認知されはじめ,大学レベルにおいてもその教育がはじまった。大学や大学院でアスレティックトレーナーの教育を受ける学生にとって,本書はこれまでに多数出版されてきた「スポーツ損傷」関係のテキストとは異なる意味合いをもつものとなる。
本書を読むことで,現在何気なく行っている「アイシング」や「ストレッチング」が違ったものとして感じられるようになることと確信する。
医療,医学(特に臨床医学)はかつて経験をもとに形づくられてきたが,最近evidence−medicineの考えが浸透することで根拠のない理屈は疑問視され,通説となっていた手技も見直されるにいたっている。
トレーニング科学もアスレティックトレーニングももはや経験だけで主張することが難しい時代である。スポーツ現場で選手たちに対して行う応急処置やリハビリテーショントレーニング,予防的手技もそれが真に有効であるか,最善であるかを考えて指示しなければならないのは当然である。そのためには,こうした処置やトレーニングの基盤となる基礎科学を学ぶ必要がある。
本書はアスレティックトレーニングに必要な傷病の基礎知識,トレーニングの根拠となる生理学などをわかりやすくまとめた便利な書籍である。 |
【目 次】
第1部 スポーツ損傷マネジメントの基礎知識
第1章 スポーツ損傷マネジメントの概論
問題追求型アプローチ
スポーツ損傷マネジメントの基本的概念
正常な組織の構造と機能
組織治癒に不可欠な要素
要 約
文 献
第2章 出血と止血
一次的止血
二次的止血
出血症状の顕在化
要 約
文 献
第2部 軟部組織の修復と治療的介入
第3章 軟部結合組織の修復
炎 症
線維増殖
瘢痕の成熟
組織修復による合併症
要 約
文 献
第4章 治療的介入:炎症と痛み
出血と浮腫のマネジメント
痛みと筋スパズムの軽減
要 約
文 献
第5章 治療的介入:瘢痕の形成と成熟
結合組織修復の促進
拘縮や癒着の予防
瘢痕組織の構造と機能の促進
要 約
文 献
第3部 骨折治癒と治療のマネジメント
第6章 骨癒合
骨の形態学および組織学
骨の再生と修復
異常な骨癒合
要 約
文 献
第7章 治療的介入:骨折治癒
骨折マネジメントの基本的概念
骨折治療の原則
機能の維持および回復
スポーツ活動の再開
要 約
文 献
第4部 固有受容感覚や感覚運動系の障害と治療的介入
第8章 固有受容感覚と感覚運動機能
末梢固有受容感覚系
前庭系
視覚系
要 約
文 献
第9章 治療的介入:固有受容感覚系と感覚運動系の障害
固有感覚系障害の病理学
治療上の意義
要 約
文 献
第5部 スポーツ損傷のマネジメントにおける問題解決の方法
第10章 スポーツ損傷の評価方法と問題点の認識
問題に着目した医学的な記録
要 約
文 献
第11章 スポーツ損傷のトリートメントとリハビリテーションプラン
リハビリテーションのゴールと目標
リハビリテーションプランの原則と概念
要 約
文 献
付 録
索 引
原著者・訳者紹介
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