子どもの発達から考える運動指導法
体力と運動能力を伸ばすプログラム
  • 著:
    新田 收(首都大学東京大学院人間健康科学研究科)
    松田 雅弘(城西国際大学福祉総合学部)
    楠本 泰士(東京工科大学医療保健学部)
  • 定価:
    3,080円(税込)
  • 頁:
    224ページ
  • 判型:
    B5判
  • 発行年月:
    2018年5月
  • ISBN:
    978-4-905168-54-6

内容

 子どもの運動に関して,「運動に必要な要素」「運動の問題点」「運動機能のチェックポイント」「運動指導法」に分けて説明した。
 子どもの運動指導プログラム立案を前提に,運動の要素と問題点を解説し,これを踏まえた評価方法,運動チェックの方法を示し,最後に具体的な指導方法を,運動要素と関連付けて,豊富な写真とともに詳細に示した。
 子どもの資質を理解し,それに沿ったプログラムを立案するために,直接的に役に立つ構成を心がけた。

目次

第1章 運動に必要な要素
 1-1 運動発達
 1-2 体幹の安定性
 1-3 感 覚
 1-4 運動イメージ
 1-5 協調性
 1-6 認 知
 1-7 発達性協調運動障害

第2章 子どもの運動習慣の問題点
 2-1 現代の子どもと運動
 2-2 ロコモティブシンドローム(運動器症候群・運動器不安定症)
 2-3 小児の肥満・メタボリックシンドローム
 2-4 過剰な運動による弊害,運動で起きる外傷・障害の特徴とその予防
 2-5 骨 折(外傷および疲労骨折)
 2-6 足部変形と靴
 2-7 運動と心肺運動耐容能
 2-8 運動能力を伸ばす時期

第3章 運動機能のチェックポイント
 3-1 身体計測
 3-2 運動機能
 3-3 柔軟性
 3-4 筋 力
 3-5 速 度(スピード)
 3-6 敏捷性
 3-7 協応性
 3-8 バランス
 3-9 持久力
 3-10 活動性
 3-11 視空間認知能力

第4章 運動指導法
 1.上半身バランス
 2.スタビリティワンハンドローイング
 3.ジムボールバランス1(立位)
 4.ジムボールバランス2(臥位)
 5.ジムボールバランス3(座位)
 6.ジムボールバランス4(半臥位)
 7.バランスディスクバランス1(静的バランス)
 8.バランスディスクバランス2(動的バランス)
 9.バランスディスクバランス3(体幹の安定性)
 10.フラフープ
 11.横とびのり
 12.ストレートバランスタッチ
 13.バードドッグ
 14.ボールキャッチ
 15.ジャンプタッチ
 16.ヘキサゴンジャンプ
 17.腕立てジャンプ
 18.ラダートレーニング
 19.まねっこ運動
 20.2つのボールドリブル
 21.バランスディスクトレーニング(協調性)
 22.テニスボール投げ
 23.ドリブル
 24.ボールタッチ
 25.飛行機
 26.手押し車
 27.ストレッチ1:体幹
 28.ストレッチ2:大腿前面
 29.ストレッチ3:背中
 30.ストレッチ4:大腿外側面
 31.ストレッチ5:大腿後面
 32.股関節の柔軟運動1
 33.股関節の柔軟運動2
 34.股関節の柔軟運動3
 35.足首の柔軟運動
 36.脊柱の伸展運動
 37.背骨体操
 38.体幹の回旋運動
 39.フロントランジ
 40.縄跳び
 41.ヘッドボールバランス
 42.人から人への動作模倣
 43.鏡を使った動作模倣
 44.風 船
 45.押すだけ相撲,背面相撲
 46.足指運動
 47.バランススクワット
 48.サイドブリッジ
 49.スクワットジャンプ(カウンタームーブメントジャンプ)
 50.リズミカルサイドステップ
 51.ライオン運動
 52.ニージャンプ
 53.クモ人間運動
 54.モンキーウォーク

序文