テニスパフォーマンスのための実践トレーニングガイド
  • 著:
    Carl Petersen,Nina Nittinger
  • 監訳:
    別府 諸兄(聖マリアンナ医科大学整形外科学教室)
  • 定価:
    3,888円(税込)
  • 頁:
    400ページ
  • 判型:
    A5判
  • 発行年月:
    2008年7月
  • ISBN:
    978-4-931411-76-0

内容

 コーチ,理学療法士,医師を中心とした医療関係者,スポーツ科学の研究者が,分野別に専門知識を集約し,精度の高いパフォーマンスを可能にするためのトレーニングの秘訣の数々を紹介している。
 優秀な選手になるためには,競技のパフォーマンスに照準を合わせ高めていける能力と,効率よい体力回復,外傷を避ける賢さを身につける必要がある。そのためには,(1)トレーニングと練習計画,(2)年間計画,(3)環境因子,(4)メンタルトレーニング,(5)医学的評価・身体的評価,(6)体力回復と外傷・障害予防,以上6つの内容を体系的に行うことが大切である。本書では,それぞれの章でわかりやすく具体的に掲載している。たとえば,(1)トレーニングと練習計画については,トレーニングの基本原則からテニスの技術に則したトレーニング法・動体視力のトレーニングまで多岐にわたり紹介し,(3)環境因子については,水分のとり方や食生活から,海外トーナメントに参加する際の時差ぼけ対策への注意点まで,プロテニス選手にとって即活用可能な現実的かつ充実した内容となっている。
 日本テニス協会推薦。

目次

第1部 トレーニングと練習を体系的に行う
第1章 トレーニングの基本的原則
第2章 動的ウォームアップとクールダウンのガイドライン
第3章 ストレッチのガイドライン
第4章 アジリティとクイックネストレーニング
第5章 バランストレーニング
第6章 3次元の上部・下部コアトレーニング
第7章 高感度の眼:視覚フィットネス
第8章 クロストレーニング:水中トレーニングと回復運動
第9章 ストロークの基本トレーニング
第10章 テニスのトレーニングと戦略のヒント

第2部 年間計画とピリオダイゼーションを体系的に行う
第11章 年間トレーニング計画
第12章 大きな大会に向けコンディションを整える

第3部  環境を体系的にみる
第13章 テニスの栄養学
第14章 テニスのための水分補給
第15章  暑熱環境での試合と練習
第16章 高所での競技およびトレーニング
第17章 遠征と時差ぼけ
第18章 競技とトレーニングのためのシューズ
第19章 遠征時の医薬品とトレーニング用具

第4部 メンタルトレーニングを体系的に行う
第20章 メンタルトレーニング
第21章 マインドゲーム:心理的スキル
第22章 週間トレーニング日記
第23章 外傷・障害のリハビリテーション心理学

第5部 医学的評価および身体的評価を体系的に行う
第24章 自己評価および機能テスト

第6部 体力回復と外傷・障害予防を体系的に行う
第25章 一般的腰背部損傷と歪み
第26章 コアトレーニング
第27章 外傷・障害を予防する
第28章 オーバートレーニングと回復のガイドライン
第29章 睡眠と回復
第30章  軟部組織のリリーステクニック:筋と筋膜
第31章 高いパフォーマンスを維持するための回復法の実践と戦略